めっちゃ間が空いてすみません(汗
産んできたよ!
そんなわけで、無事出産してきました!
予定日超過していても、のほほんと構えていたら、夜中にいきなりズドン!でした。
久々更新の今回は、出産ってこんなのってお話と、次回の出産に活かしたいコツのお話です。
出産の過程
そもそも出産って、どういう過程を経て進行していくの?という疑問を持っている方もいると思います。
保健体育で一応学ぶけど、そんなの覚えてないという方は、めりーだけじゃないはず!
なので、めりーの出産過程をお話しする前に、教科書通りな出産過程(妊婦主観)をご紹介。
- お産が近づくと、赤ちゃんが子宮口の方へ降りてくる。(前駆陣痛、おしるし)
- 定期的な痛みが来る。(陣痛)
- 痛みの間隔が、10分~5分へと短くなり、痛みがどんどん強くなる。
- 2~3分間隔で激しい痛みと、いきみたい衝動に襲われる。
- 痛みの間隔が1~2分になり、子宮口が最大になればいきんで出産する。
因みに、前駆陣痛とは赤ちゃんがそろそろ出てくるよ~っていう準備をしている痛みで、陣痛と違って不規則で痛みも軽く、時間の経過とともに強くなったりもしません。
前駆陣痛から、本格的な陣痛に至るまでは個人差が大きく、長い人では1か月前に来る人もいます。
そして出産の兆候として有名なおしるしですが、これは赤ちゃんを包んでいる卵膜が、子宮内壁から剝がれた際に生じる出血のことで、これもある人とない人がいますし、陣痛までの期間もそれぞれです。
そう!つまり、先の二つは、何の指標にもならないってことです!
本格的な陣痛が来るまで、出産はいつ来るのかわからない黒ひげ危機一髪状態!
じゃあ、めりーの出産体験聞いたって、参考にならないじゃんと思う方もいると思いますが、それはそれ。
コロナ下で立会もできない孤独な出産がいかなるものか、参考になるといいなと思いつつ、経産婦さんは、私もこのパターンだったなと共感してみたり、これから挑むにしても、こんなパターンもあるのかという心の準備にしてみたり、面白がってみたりしてください。
これらのことをふまえた上で、めりーの出産体験をどうぞ。
突然の陣痛
さて、突然ですが、出産予定日ってどうやって決まるか知っていますか?
妊娠前の最終月経初日を0日0週として、40周0日がその日となります。
その為、月経が不規則な人は誤差が出やすいのですが、規則的なうえに妊活していたため、卵胞の大きさから大体の着床日が判明していためりーですが、予定日を経過しても音沙汰がありませんでした。
母親の出産パターンに似るという話を聞いたので、母も予定日前だし、私もきっとそうなるだろうと思っていただけに、拍子抜け。
このまま、予定日超過で入院して、促進剤打つのかな~と思っていたある日、それはやってきました。
その日は、朝からお腹が痛くて、軽い生理痛のような痛みと少量の出血に、少し驚きました。
『出血したら、病院に電話』と言われていたので、とりあえず病院へ連絡しましたが、前駆陣痛とおしるしじゃないかってことでその場は収まり、当日は幸運にも妊婦検診が入っていたので、妙な安心感がありました。
そして、診てもらった結果、子宮口は3週間前と変わらず1センチしか開いていないということで、まだまだ先かなと言われて普通に帰宅。
旦那と二人で、のんびりさんだね~と言いつつ、腹痛があったため晩ご飯は出前を頼み、ちょっとリッチな気分になって早めに就寝したのですが、それは突然やってきました。
腹痛で浅い眠りにあっためりーの股の間に、どごん!という衝撃が走ったのです!
今まで味わったことがない胎動というか衝撃に、旦那を呼びながら跳ね起き、トイレに行くと朝よりも明らかに多い出血が見て取れて、かなり焦りました。
ネット情報で、『破裂音のようなものがお腹で聞こえたら、破水していた。』というのを見ていたため、破水したのかと一瞬焦りましたが、水が流れてきている様子はなし。
破水すると、自分の意志では止められない水が程度の差こそあれ流れ出るそうなのです。
一安心し、旦那にもお騒がせしました~と、布団に戻って目を閉じた瞬間、今までの腹痛とは比べ物にならない激痛に襲われました。
『陣痛はしゃべれないぐらい痛い。』
マジでした。
前駆陣痛で効果があった、痛みを逃すための呼吸法とやらも効果はなく、ひたすら痛いと言って涙を流すしかできず、あまりの急変っぷりに狼狽する旦那に、痛みの合間に『病院、電話…。』とだけ伝えました。
病院に繋いでもらったはいいものの、まともに受け答えできない私に代わり、助産師さんと会話をしてくれて、タクシーを呼んでくれた旦那には感謝しかありません。
着替えることもできず、パジャマにカーディガンを羽織って何とかタクシーに乗り込み、息も絶え絶えになんとか陣痛室までたどり着きました。
この時、コロナ対策もあり、旦那は病棟前の自動ドアの前でサヨナラです。
この後は、退院まで一回も会えません。(泣
分娩室まで着くや否や、入院着に着替え、陣痛(子宮の収縮)を見るセンサーと、胎児の心拍を計測するセンサーを取り付けます。
陣痛来てるぞ!(子宮が収縮している)っていうタイミングでいきんだり、胎児の心拍の強弱でその後の進行が決まったりする(緊急帝王切開にするとか)重要なセンサーなので、出産が終わるまで付けっぱなしになります。
で、ここからが、助産師さんもびっくりの急展開でした。
あれよあれよという間に私の子宮口は全開になり、病院到着からわずか3時間半後には出産終了。
初産は10~16時間、人によっては数日単位で時間がかかると言われている中で、まさかのスピード出産でした。
陣痛~出産
陣痛の始まりは、先のとおり突然でした。
おそらく、10分間隔から始まって、だんだん痛みが強くなって5分間隔になって病院へ、というパターンがベーシックだと思いますが、私の場合、前駆陣痛から突然5分間隔と強烈な痛みに襲われてしまいました。
病院到着時の子宮口は4センチ→30分後には5~6センチ→更に30分後は7~8センチ→更に30分後には最大
このさなか、モニターを見て進行状況を確認してくれていると分かってはいても、基本的には一人で陣痛といきみ衝動を堪えなくてはならないので、孤独で泣きそうになりました。
しかし、時々ニュースになる病院以外の場所で出産した人の話が頭をよぎり、彼女たちは、孤独だけではなく大きな不安と闘いながら、これを成し遂げた!私も頑張らねば!と、妙な思考になっていためりーは、何とか涙をこらえました。
この放置プレイ中、出産の進行の節目(陣痛の強弱や時間経過と思われる)に様子を見に来る助産師さんに、再三言われていたのは【呼吸をしっかりすること】でした。
赤ちゃんは、産声を上げるまで酸素の供給源がへその緒のみなので、お母さんが呼吸をしないと酸欠になってしまうのです。
そして、子宮口が全開になるまでは、陣痛中はひたすらいきみたい衝動を絶叫することで逃し、いきめるようになってからは全力でいきみ、陣痛の合間では呼吸に全集中!していました。
出てくるときの感覚は、とにかく痛い!裂ける!でした。
結局、会陰切開となってしまいましたが、切開部分以外は裂けなかった私がこれだけ痛いのだから、裂けてしまった人の痛みはいかばかりかと戦慄しています。
因みに会陰切開とは、赤ちゃんが出てくるときに通れなさそうだな~とか、裂けちゃいそうだな~と判断されると、母子の体を考慮して、はさみで会陰部を切開することです。
『一番大きいところ出たから、あとはいきまないで~。』と言われ、いきみまくっていた分、いきまないってどうすればいいの!?状態のまま、おろおろとしていたらずるっという感触の後、産声が聞こえました。
あの瞬間は、感動というよりも、安堵の方が強かったです。
ちゃんと息してるな!我が子よ!
っていう。
婚活も妊活も、調べまくっていためりーは、当然出産についても調べまくっていたので、産声を上げなかったらどうしようという心配を少ししていたので、本当に安心しました。
さっと汚れを落とされた子を胸の上に置いてもらった時、本当に私の中にもう一人いたんだと、実感しました。
次回に活かしたいコツ
今回の出産を経て、めりーが二人目を生むことになったら、こうしよう!と思ったことを書いていきます。
これから生むぞ!っていう方や、嫁が出産するよ!って方の参考になればうれしいです。
〇年後にまた出産する私へ
- 立てない、しゃべれない、とにかくやばいっていうぐらい痛くなったら病院に電話しろ!
- 助産師さんの言う事には、全力で従え!(おかげで会陰部裂けなかったよ!)
- いきみ衝動は、声を出す事と、何でもいいから手で何かをぎゅっと握ることで耐えろ!(全ての神経を上半身に集中させて耐えよう!)
- いきむときは、サンシャイン池崎をまねろ!(へそのあたりを見て全力で叫ぶように両足を踏ん張っていきむ!)
- 陣痛が来ていない時は、息を全力で吐いて全力で吸え!(赤ちゃんの心拍を元気にしてあげよう!)
- 出産中、何度も意識が飛びそうになるし、心が折れそうになるけど、産んだら楽になるから踏ん張ろう!
因みに、サンシャイン池崎の真似をするといいよと教えてくれたのは、旦那でした。
SNSでそんな投稿を見て、妊娠中に教えてくれたのですが、おかげで『池崎、池崎、池崎』と念じながら精いっぱいポーズをまねていきんだところ、分娩に関わった助産師さんみんなに褒められました!(照
呼吸に関しては、病院到着後につけられるセンサーで赤ちゃんの心拍が自分にも聞こえるので、陣痛後に少し遅くなる心拍を元の早さに戻すことを意識して!と、助産師さんに言われ、常に意識していました。
そんなこんなで、幸いにも無事ママ(LV1)になれためりーですが、平均的な初産婦さんと同じ時間がかかっていたら、心身ともに持たなかっただろうなと思います。
出産にかかった時間が少ない割に出血量が多く、産後は発熱と筋肉痛で動けなかったので、世間的には安産でも、私の体ではいっぱいいっぱいだったんだろうなと思います。
最後に、めりーが入院準備に持っていって良かったものと、いらなかったものを書いておきます。
持っていって良かったもの、いらなかった物
- カメラ
- ペットボトル飲料
- 母乳パッド
- スキンケア用品
- ビニール袋
産褥ショーツや産褥ナプキンなど、入院中に使ったものは沢山あるのですが、ほとんど産院の入院セットに入っていたので、自分で持って行って良かったものは上の4つです。
カメラは、持って行って良かったものナンバー1!
コロナ下での出産なので、立ち合いはもちろん面会も一切NGなので、産まれたての姿も、入院中の姿も、記録できるのは自分だけ!
結婚を機に購入した、ミラーレス一眼が活躍してくれました。(使いこなせないけど)
めりーと同じガラケー民は、高いのじゃなくてもいいから持って行くといいよ!
次に飲み物。
飲み物も産院で貰えるのですが、出産による出血と発汗による脱水からの回復分+できれば母乳が出るようになりたかったので、母乳生成のための水分も必要だと言われ、全然足りませんでした。
もちろん自販機や売店で買えるのですが、少しでも出費を抑えたかったので、安い麦茶を買って持っていきました。
母乳パッドは、そもそも出るか分からなかったので、試供品で貰ったものを持っていきました。
結果として、退院時には出るようになっていたので、持っていって良かったです。
スキンケア用品については、何使っても肌荒れしないよ!って人はいらないと思いますが、いつも使っている物が安心という方は、新しく一セット買って入院バッグに入れておくといいと思います。
あ、退院は昼間になるので、日焼け止めと、メイク必須!って方はメイク道具もお忘れなく。
ビニール袋は、大小3枚づつぐらい持って行ったのですが、悪露で汚れたショーツや食べきれなかったおやつなど、何かと入れるのに便利でした。
- 空腹対策のゼリー飲料とお菓子
- ペットボトル用ストロー
- 暇つぶし用のノート
初産は時間がかかると言われていたので、陣痛の合間に食べる物や、寝ながらでも飲めるようにストローを持って行くといいと色々なサイトで見たので、持って行ったのですが、まさかのスピード出産なうえ、陣痛でそれどころじゃなかったので、結果的に必要なかったです。
暇つぶし用のノートも、暇をつぶす暇があるなら寝ていたい状態だったので、これも必要ありませんでした。
上記の間食とストローは結果論で、初産の人は自分の出産傾向が不明だと思うので、持って行ってもいいと思います。
暇つぶし道具に関しては、初産の人ほどいらないと思います。
出産のダメージとなれない赤子のお世話で、本当にそんな暇はありませんし、5分でも隙があれば寝ていたい!
以上が、めりーの出産体験でした。
自分が体験してみての感想は、『数年以内にもう一人ほしいけど、次は無痛分娩が良いな!』です!
次回は、妊娠中に便利だったサービスをご紹介します!