ママ(仮)になるまで

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めりー

今回は、妊娠するまでのお話。

出産前に書いていて、すっかり忘れて放置していた記事を投稿しておきます。

目次

結婚から妊活まで

結婚相談所で出会ったのもあって、入籍まで順調だった我が夫婦。

コロナ前だったので挙式→新婚旅行もつつがなく終わり、よっしゃ妊活すんべ!と張り切っていました。

もともと生理が重く、ブライダルチェックでも子宮内膜症の診断を受けていたので、『3回自分たちでタイミングを計って、ダメだったら病院行くからね!』と宣言していました。

因みに旦那は、『行かなくてもできるでしょ。1年ぐらい様子見れば?』というお気楽スタンス。

男性だからなのか、まだ若くて周囲にそんな人間がいないからなのか、思わず苦虫かみつぶした顔になりましたよ。

めりー

30過ぎて久しい女の1年を何だと思っているのか!

妊娠難航中の友人を数名見ていることもあって、3回タイミング→妊活外来の流れは私の中で変え難かったので、旦那を無視して妊活外来に予約を入れました。

妊活が上手くいった後、出産するのも同じ病院が良いなと思っていたので、安心できるところをと大きい総合病院を選択。

他院での紹介がない初診外来だったので、選定療養費が掛かりましたが、他院で診察受けて検査して紹介状書いてもらってという工程を踏んだら、同額かそれ以上の費用が掛かるよなってことで、迷いはありませんでした。

妊活を始めるにあたって決めたこと

お気楽旦那を無視して、不妊治療外来に予約を入れたものの、話し合うべきことは話し合っておかないと!と私の意見を聞いてもらいました。

  • 妊活の期間は、とりあえず1年間だけにしたい。
  • もちろんあなたにも検査を受けてほしいし、協力してほしい。
  • 検査の結果、私に原因があったときは別れたければ別れるけど、あなたに原因があっても別れたくないし、ただ子供が欲しいわけじゃなくて、あなたの子供が欲しいから精子提供とかもヤダ。
  • やるだけやって子供ができなくても、二人で生きていきたい。
  • 養子を迎えるつもりはない。
  • 子供ができたとしても、出生前診断で異常があれば、私は産めない。(これはゼクシィ登録期間中に理由と共に話しておいたので、念押しです。)

上記を伝えるだけ伝えて、旦那の意見を聞くつもりでした。

が、旦那の返答は『わかった。めりーちゃんがそうしたいならそうしよう。』でした。

めりー

もう!ちゃんと考えて!

そう言ったら、考えたうえで、自分もそれでいいと思った。…らしい。ほんとか?

ただ、妊活期間は2年ぐらいあってもいいんじゃないかな?とは言っていたので、妊活経験のある友人・知人からも1年はあっという間だから、もう少し長くてもいいと思うと言われ、期間は延長することに。

そんな感じで始まった妊活は、思った以上に大変でした。

妊活外来

そもそも妊活って何するの?という方が多いと思いますが、めりーもそのうちの一人でした。

一応ネットで調べたりはしましたが、実際体験してみると、当たり前なのですが、私に合わせた計画になるので、想像していたよりものんびり進むんだな~という印象でした。

まずは、雪崩のように検査が入ります。

血液検査、子宮内膜、粘膜の検査から始まり、卵管造影検査などなど…をこなしながら、タイミング法で妊娠にチャレンジしていきます。

タイミング法と痛かった検査

タイミング法とは、その名の通り排卵に合わせて夫婦生活を持ち、妊娠を目指すのですが、基礎体温を毎朝つけなくてはならないので、慣れるまでは結構大変でした。

目覚まし鳴っても体を起こすべからず!体温計を口に咥えて動かない!と、念じながら眠りについてました。

当然ながら旦那も検査をしますが、精液検査のみで通院の義務も痛みもなく、羨ましいと思った記憶があります。

因みに、旦那に不妊原因があったときは、『うちでは対応しきれないので、大学病院に紹介状書きますね』と言われていました。

それを考えると、男性原因の不妊のほうが費用も手間もかかるし、病院も限られるから大変なんだなと感じました。

幸い旦那は問題ないとのことだったので、私のホルモンの動きに合わせて一通り検査を行っていきます。

おそらく、不妊外来の初期検査はどこも大差ないと思います。

費用も保険適用外のものが多いので、検査がある時は8000円ぐらいかかってました。

卵胞の大きさ確認と検査のために、多い時は月に3回の通院により、消費されていく有休、財布を圧迫する交通費、診療代、検査費用。

自分で決めた病院とはいえ、2年続けられるだろうかと自信がなくなっていきました。

そして、タイミング法と並行して検査する日々が3~4か月続き、ついにやってきた卵管造影検査!

造影剤を子宮内に流し入れて、卵管が詰まっていないかなどを見る検査です。

卵管に詰まりがあったり、細くなっていたりすると、精子が卵子までたどり着けなかったり、受精卵が子宮内に移動できなかったりするので、結構重要な検査です。

因みに、異常がないかどうかという意味以外でも大事な検査です。

この検査の後はゴールデンタイムと言われて、妊娠しやすい期間だそうです。造影剤に押し流されて、卵管の通りがよくなるから、精子も受精卵も通りやすくなっているらしい。(一応主治医に聞いてみましたが、そういう話もあるね。ぐらいでした。)

そんな、良い作用もあるこの検査ですが、めっちゃ痛いです。

あまり痛くない人もいるようですが、ぐぅっと子宮が膨らむので、重いし痛いです。

酷い時の生理痛ほどではありませんが、呻いて蹲ってしまいそうなぐらいには痛いです。

造影剤を流しながら、レントゲン映像を見られているので、実際は動けないんですけどね。

この検査以外にも、痛い検査は存在します。

めりー

子宮鏡検査です!

個人的には、この検査のほうが痛かったです。

子宮鏡を子宮内に入れて、直に子宮内を診察する検査なのですが、『大丈夫です!』と口で言って堪えながら、涙が止まらないという…。

哀れに思った助産師さんが、担当医に『もうやめましょう』という始末。

まぁ、おかげで、子宮内ポリープがはっきりと見えて、治療を進めることができたのですが、それにしたって痛かったです!

子宮内ポリープ切除手術

検査をしながら、タイミング法を試みるも妊娠せず。

少し期待していた造影剤効果も、微塵も発揮されないまま数か月が過ぎ、子宮内ポリープ取ってみようか!という話になりました。

ポリープがあっても妊娠確率はゼロじゃないけど、ポリープが邪魔して着床できていない可能性があるとのことで、その日の内にあれよあれよと検査と入院の日程が決まりました。

1泊2日でもできる手術だけど、大事を取って2泊3日で挑むことになったのですが、これが人生の入院&全身麻酔だっためりー。

不安よりも好奇心の方が強くて、ワクワクしながら入院初日を迎え、残り少ない有休を守るため、半休取得で職場から直行しました。

入院後、手術中の脱水を防ぐためOS1を飲むように言われ、2本も渡されたのですが、これが壮絶に美味しくなかったのです。

栄養士さん曰く、体内のミネラルバランスが正常な人には美味しく感じないけど、脱水を起こしている人や熱中症の人には美味しく感じるのだそうです。

そして、手術は経腟にて内視鏡を用いて行われるため、入り口となる子宮口を広げる処置が行われたのですが、これがまた痛い!

重い生理痛と同じくらい痛くて、一気に血の気が引いた私を見て、処置室から病室までは看護師さんが車いすで運んでくれました。

次の日、手術前は飲み食いできないため、空腹に耐えながらその時を待っていました。

あ、OS1は何とか飲み終わりました。

その後、旦那の到着を待って手術室に向かうのですが、なんと手術台までは自分の足で向かいます。

ドラマで見るような、ベッドに寝っ転がったまま旦那と分かれ、手術室に向かっていくのを想像していただけに、ちょっと拍子抜けしながらてくてく看護師さんの後ろを歩いて行きました。

大きな総合病院だったこともあり、同日同時刻に手術開始の人や手術終わりの人が何人かいて、自分の手術が行われる手術室に向かうまでにもいくつもの手術室の前を通るのですが、どこも電気が点いていて、準備をしたり片づけたりしていました。

手術台の上に上った後は、想像通り全身麻酔を受けて、気づいたら手術が終わっているという展開を想像していたのですが、ここでも想像していなかったことが起こりました。

めりー

まさかの咽る………。

麻酔が酸素マスクを通して入ってきた瞬間、のどに強烈な刺激が来て、めっちゃ咽ました。

めっちゃ咽ながら、看護師さんの『大丈夫ですよ~。ときどき咽る方いらっしゃるので、落ち着いて呼吸してください。』という言葉に、『マジか。』と思ったのを最後に意識が吹っ飛びました。

この時、白目むいてた気がする。というのがこの手術における最大の後悔です。

術後、一度ふわ~っと目を覚まし、旦那と一言二言会話した気がするのですが再ブラックアウト、次に目を覚ましたのは麻酔が完全に切れた時で、腹痛に身を捩り、旦那に泣きついていました。

子宮内ポリープの手術は、手術に至る検査も、手術の下準備も、手術後も、全部が痛い!

いや、どんな手術もこういうものだと言われたらそうなのかもですが、これしか知らないからとにかく伝えたい!

この手術は、病院によっては日帰りもできるとか言われているけど、全編通して痛いから泊りを推奨するよ!

因みに、この時に取ったポリープの実物を見た旦那曰く、結構大きかったし数もあったらしい。

私は写真でぱっと見せられただけだったので、数多いな~とは思いましたが。大きさはビービー弾ぐらいに見えていたので、旦那からもっと大きかったよ!と聞いて、そんなものがいくつも子宮内にあったのかと驚きました。

術後の2度の妊娠と1度の出産

術後、生理の経過を見て再び子宮鏡にて子宮内がきれいになっているかを確認し、タイミング法に戻りました。

そして、タイミングをとること3回目にして、念願の初妊娠に至りました!

結局、その子は流れてしまったのですが(経緯は稽留流産の記事を参照)、幸いにもそれから3か月ほどで次の子を授かり無事出産し、ママLv1の称号をゲットしました。。

手術前、私自身は好奇心と、やれることは全部やりたいという思いで挑みましたが、旦那はあまり乗り気ではなかった気がします。

それでも、私の意思を尊重し、付き添ってくれた旦那には感謝しています。

結果、幸運にも一人目を授かることができましたが、二人目も希望通り授かれるかはわかりません。

それでも、一人目妊活の時と同じように、数年後の自分もやれることをやって、どんな結果でも後悔のない形で終われたらいいな。

妊活は、過程も結果も人それぞれです。

どんな形であれ、夫婦で納得のいくところまで行ければいいと思うので、とことん話し合ってみてください。

こうしたい!ってことは、言うのも聞くのも骨が折れるし根気がいりますが、せっかく縁があって夫婦になったのですから、後悔の少ない未来を二人で歩めたらいいなと思います。

今回は、書き始めから完成までの時間がひと月ほど空いていて、冒頭と末尾の間でママ Lv0→ママLv1にレベルアップしているので、微妙に文章とか文脈がしっちゃかめっちゃかだったらすみません。

でも、その部分も、変化として楽しんでいただけたら嬉しいです。

次回は、使って良かったサービスを紹介します。

ママ向け以外のサービスも紹介しているので、覗いてみてください。

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