流産の話

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めりー

ご挨拶を除いての最初の記事は、妊活中の流産のお話です。

なんでそんな話をと思うかもしれませんが、私がいざ自分の身に降りかかってみて、一番必死に検索したのがこの出来事だったからです。

一口に流産といっても色々あって、状況も人それぞれなのはわかっていましたが、それでも、自分と似た状況の人の体験を聞いて、どういう過程を経るのかが知りたかったのです。

なので、思い出しながらですが、結構事細かに書くつもりなので、そんな話聞きたくないよ~!って人は、回れ右でお願いします。

知りたいなって人は、続きをどうぞ。

  

  

  

  

  

目次

初めての妊娠と流産

私が流産したのは、妊活を初めて1年経ってのことでした。

タイミング法という、女性の排卵に合わせて夫婦生活をもって妊娠を目指す方法をとっていましたが、なかなか恵まれず、子宮の手術を経ての初めての妊娠でした。

うれしくて、不思議で、なんだかそわそわとして、でも、すぐに変だなと思いました。

医師の反応が芳しくないというか、素人の私が見ても、心拍弱すぎじゃね?と心配になるぐらいでした。

案の定、妊娠確定から数週間で、稽留流産の診断を受けました。

稽留流産とはざっくり言うと、胎児の心拍が止まった状態で、子宮内にいることを指します。

自然排出を待つか、人工的に(手術で)取り出すかの二択となります。

 自然排出のメリット→次の妊娠のタイミングを最短でとれる。

 自然排出のデメリット→ いつ来るのかが判らない上に、小さな出産となるため、かなり痛い。

 手術のメリット→自然排出前なら都合に合わせて行える。麻酔下なので痛くない。

 手術のデメリット→人工的に取り出すため、子宮のダメージが大きく、次の妊活タイミングまで時間が必要。

上記を踏まえ、私は妊活を早めに再開したいという気持ちと、数か月前に子宮の手術を受けたばかりだったこともあって、自然排出を選択しました。

ただし、4週間待っても出てこないときは、母体の安全を考え、手術に移行するという期限付きで。

そして始まった、忍耐の時間。フルタイムで働いていたので、きちんと上長に報告し、いつその時が来ても大丈夫なように備えていました。

このときは本当に、理解を得られる今の職場でよかったと思いました。

しかし、待てど暮らせど来ず、自然排出の経過をネットで調べまくるも、2つ3つ体験談が出る程度。

産婦人科医のレポートなども読み漁り、小さい出産、痛みは強い、流産確定から1~4週間いつ起こるかわからない、来たら大量出血でヤバイ、というざっくりとした事しかわかりませんでした。

不安なまま3週間が過ぎようとしていた週末に、それはやってきました。

ここからは、時系列でどうぞ。

自然排出の経過

午後8時ごろ

晩ご飯中。下腹部にわずかな痛みを感じる。

生理痛と比べれば全然痛くない。

午後9時少し前~

明らかに痛い!ロキソニン…ロキソニンをっ…。

痛みの感覚も15~5分とだんだん短くなってる!

かなりの出血があると聞いていたので、ショーツ型ナプキン(12時間用のやつ)をセット!

午後10時前~

ロキソニン、みじんも効かない…(泣

痛みの間隔が1,2分になってすぐ、出血開始というか、すごい勢いでゼリー状の塊の血がだばだば出てくる。

以降、時間間隔も掴めないまま、旦那が気晴らしに流してくれた『(アニメ)』と『(アニメ)』を糧に、一出血一夜用ナプキンのペースで、ガンガン排出は進み……

午前2時過ぎ

本体である胎児が、ようやく出てくる。

すでに体力的にも、血液的にもギリギリのふらふら…。

翌日の出勤を諦める。

ざっくり書くと、こんな感じでした。

痛みは、最初は15分間隔から始まって、10分、5分、3分、1,2分とだんだん短くなっていって、5分間隔になってくると、ハッハッといった短い呼吸しかできないぐらいに痛くなってきます。

因みに私、生理痛がめっちゃひどくて、深夜のトイレで意識失ってたことがあるのですが、それよりも痛かったです。

出血に関しては、痛みの間隔がほぼなくなって、ずっと痛いみたいな感じになってからだったと思います。

断続的にドバっと出て、12時間用のショーツ型ナプキンは2回のドッと出で、6~8時間の夜用ナプキンだと1回であふれて取り換えてました。

そんなに出るなら、ずっとトイレに座ってればよくない?と思うかもしれませんが、結構長丁場なうえに、妊娠検査薬に反応するホルモンを出す細胞がへその緒にいるのですが、その細胞の異常発生ではないかを調べるために、胎児と思われる内容物を検査に出さなくてはいけないそうです。

それと、なんというか受け止めてあげたいなというのもあって、できればトイレにボチャンをしたくなくて、逐一ナプキンで受け止めていました。

胎児が出てくるときは、なんとなくわかります。

流産の週数によるのかもしれませんが、私の場合2か月を過ぎていて手のひらサイズ弱だったこともあり、血の塊ではない何かが通っていくのが判りました。

胎児が出てからもしばらくは痛いですが、胎児の排出までがピークで、それを境に出血量も痛みも落ち着いていき、30分後にはお風呂に入って眠りにつきました。

まとめ

  • 自然排出か手術かは、ライフスタイルやお医者さんと相談して決めよう。
  • 自然排出は、めっちゃ痛いし大量出血、長丁場で結構大変。
  • 経産婦の知人曰く、産褥ナプキン(産後の悪露専用ナプキン)に抵抗がなければ、生理用よりはそっちのほうがいいかもとのこと。
  • いつ来るかは本当にわからないけど、私の場合は15分間隔から出血開始までは45分弱くらい時間があったから、最悪職場にいてもすぐ帰宅すればぎりぎり間に合ったかも?(でも、職場にいなくて本当に良かったと思ったけどね!)
  • 心身ともにかなり来るから、旦那でも友人でもネットでも、誰でも何でもいいからぶちまけるとすっきりするよ。

稽留流産したときは、ボー然として、自然排出が終わって初めて、本当にお腹の中にいたんだと実感して涙が出ました。

幸いにも一緒に受け止めて悲しんで、まだ人の形にもなっていないあの子を一人の人間として扱ってくれた旦那がいて、話を聞いて励ましてくれる職場の人や、友人、実家の家族がいたおかげで、切り替えることができたし、経験してよかったと思えました。

もう二度と授かることができなくても、次の子がまたダメだったとしても、今の自分にできること、未来の自分が後悔しない道を選ぼうと、妊活を止めることなく進むことができました。

人生も考え方も人それぞれなように、妊活も流産も人それぞれです。

私の経験が絶対ではないし、自然排出の経過も人それぞれだと思います。

ただ、もし、稽留流産ってどうなるんだろう?自然排出選んだらどうなるんだろう?と、不安に思って検索している人の助けに少しでもなれば幸いです。

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